こんにちは
古民家をDIYでリノベーションしています。たろうです。

たろう
相続した古民家を直しています。
正確な築年数は不明ですが、100年くらいかと…
本日は古民家に眠るタイムカプセル、缶詰屋根をご紹介します。
缶詰屋根とは?
缶詰屋根とは、茅葺き屋根の上に金属の屋根が覆い被さっている屋根のことです。

茅葺きの上にトタンが被せられ、トタンの上に瓦が置かれています。
この間に屋根は、茅葺きに穴が空いていて雨漏りしていました。
缶詰屋根の成り立ち
茅葺き屋根は、近代になってからも農村部では多用されていた屋根です。
しかし、第2次世界大戦の後、農村部では過疎化が進みました。
その結果
大人数が必要な茅の交換、すなわき葺替え(ふきかえ)が困難になったことから茅葺き屋根は徐々に姿を消していきました。

たろう
茅葺き屋根は維持が困難になったのです。
そこでどうしたのかというと、
茅葺き屋根の上にトタンなどの金属を被せました。
これが「缶詰屋根」です。
缶詰屋根の実際の写真|茅葺きをトタンでカバー
それでは、実際の缶詰屋根の写真を見ていきましょう。
まずは屋根を建物の中から見た写真です。

見事な茅葺き屋根ですね。

この茅葺き屋根の外側がどうなっているかというと、トタン屋根に覆われています。

茅葺き屋根は完全にトタン屋根に覆われています。
建物の中から茅葺き屋根の側面を見ることもできました。

茅葺き屋根が角材で囲われ、その上にトタン屋根が被せられています。
缶詰屋根は古民家のタイムカプセル
缶詰屋根にされたことによって、古い時代の茅葺き屋根が現代まで残っています。
そのため、缶詰屋根は古民家のタイムカプセルとも呼ばれているのです。
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